それにしても、事業をしていると、なぜか資金が不足することが起こります。
儲かっていないときも不足しがちですが、順調に業績が伸びている時も資金繰りの悩みは尽きません。
どこからお金を調達してくるかというのは頭の痛い問題です。
でも、どうして、事業をすると資金繰りの悩みがでてくるのでしょうか?
なぜ、資金は不足しがちなのでしょうか?
結論を先に申し上げますと、自己資金が不足していることが、その原因です。
このことを少し考えてみましょう。
まず、開業時には、事務所を借りるための保証金や、設備をそろえるための資金が必要になりますね。
さらに、商品を納めても、代金を回収できるのは通常2,3ヶ月先のことになります。
ところが、仕入代金はそれまでに支払わなくてはなりません。
どうしても、代金回収よりも支払いの方が先に来てしまうのです。
そして、資金繰りが大変なのは開業時だけではありませんね。
実際には、事業が軌道に乗った後も、頭が痛いものです。
ほとんどの事業者さまは売上が毎月変動するのではないでしょうか?
12月や3月は比較的売上が順調であっても、2月、8月などの閑散月にはどうしても赤字になってしまうという事業者さまも少なくありませんよね。
しかも、税金が更に資金繰りの悩みを深くします。
期末に抱えている在庫については、売れ残りであるにもかかわらず、法人税や所得税が課されます。
在庫は売れてお金に換わって初めて税金を払う力になるはずなのですが、なぜか税法では売れ残り在庫が多いほどたくさんの利益が計上されて、たくさんの税金を納めなくてはならない決まりになっているのです。
税理士さんが計算してくれる税金の額は、事業者さまにとって支払うことのできない金額であることもしばしばです。
このようにして、会社の資金繰りはいつも厳しい状態が続くことになるのですね。
ですから、事業を営む上で、資金繰りの悩みは永遠です。